スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は4日、史上最高額の移籍金でフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)へ移籍したネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)について、契約更新のボーナス2600万ユーロ(約34億円)は支払わないと発表した。

バルセロナの広報を務めるジョゼップ・ビベス(Josep Vives)氏は、2016年に5年の契約延長に応じながらも、2億2200万ユーロ(約288億円)の契約解除金を支払って退団したネイマールの決断にクラブ側はいら立ちを覚えていると明かした。

 本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で記者会見に臨んだビベス氏は、「どんな別れもいら立ちを伴うが、それが選手による一方的な決断で、クラブが望んでいないときはなおさらだ」と語った。「ネイマールはクラブとの契約を満了しなかった…。不履行だったため、クラブは契約更新ボーナスを支払わない」

 バルセロナは公証人に2600万ユーロを預け、仮にネイマールがクラブに残留していれば9月1日にボーナスを支払うことになっていたが、すでに同額の回収を終えている。

■ネイマール「バルサ入団理由はメッシ。」
バルセロナからパリ・サンジェルマンに電撃移籍したブラジル代表FWのネイマールが4日、入団会見を行った。

バルセロナへの入団は「(リオネル)メッシとプレーしたかった」ことが理由だと明かした一方で、今回の移籍理由については「クラブそのもの。このクラブが持つ野望や、僕に提示してくれたプロジェクトが魅力的だった」と語った。また、MFハビエル・パストーレが「背番号10」を譲ったことについては「予想外だった」と驚きを示し、「彼には本当に感謝したいし、だからこそ、このチーム・クラブに貢献したい」と新たなモチベーションを得たようだ。

パリ・サンジェルマンではこれまでもライーやレオナルド、ロナウジーニョ、チアゴ・シウバなど、多くのブラジル人選手が活躍してきた。ネイマールも「ブラジル人選手にとってはとても歴史があるクラブ。自分もその一部になれて嬉しい。(ブラジルの)先輩たちと同じように歴史を作っていきたい」と偉大な先輩たちと並ぶ結果を残したいと語る。

一方でリーグ・アンはリーガ・エスパニョーラなど、他のリーグに比べてリーグ全体の質が低いのではとの指摘もある。しかし、ネイマールはこれについて真っ向から否定し、「レベルが低いと言っている人は間違っている。僕はリーグ・アンの試合を観ているし、非常にレベルが高いと思う」と評価。クラブ自体についても「PSGは高いポテンシャルを持っていて、世界最高のクラブになるチャンスがある」とチャンピオンズリーグ制覇に自信をのぞかせた。